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2010年04月 アーカイブ

河が国境になるとき、どっちの岸が国境線になる?

世界には、河が国境となっているところが少なくないです。

そんな河で泳いでいると、「向こう岸には絶対近づくな」と注意されることがあります。

そこで「どうして?」と聞き返すのは、国境線を持たない日本人ぐらいのものでしょう。

ためしに聞いてみれば、「国境警備兵に撃たれるぞ」といった答えが返ってくるはず・・・。

つまり、向こう岸に近づくと密入国とみなされ、国境警備兵に撃たれても仕方がないというわけです。

では、河のどこまで泳ぐと、国境警備兵に撃たれる恐れが出てくるのでしょうか。

一般に河川が国境の場合、船が航行できないところでは、河川の中央線が国境とされています。

だから、河川の中央を越えれば、越境ということになりますね。

また、船の航行ができる河川では、メインとなる航路の中央線で区分することになってます。

この場合も、たいていは河川の中央線か、それに近いところ。

ただし、河川の形が変化すると、主要航路がどちらか一方の国に組み込まれてしまうことがあります。

そんな場合、両国の話し合いがまとまれば、国境線が微妙に移動することもあります。

話し合いがまとまらなければ、チグリス・ユーフラテス川をめぐる国境問題が戦争の一因になったイランとイラクのように、紛争が勃発することもあるんです。

海の間にも境界はあるのか

国と国の間に国境があるように、海と海の間にも境界線があります。

その境界線を決めた「国際水路機関」の基準によると、太平洋とインド洋の境界は以下のとおり。

といっても、これを地名でたどるのは、よほどの地図マニアでなければ難しいですよね。

興味のある人は、地図を見ながら確認してみてください。

では、改めて、太平洋とインド洋の境界をたどると、まずミャンマー、タイ、マレーシアの西岸沿いに南下して、シンガポール南端まで。

それから、マラッカ海峡を含み、スマトラ島西岸からジャワ島、スンパ島を通ります。

ロティ島からオーストラリア北西部のダーウィン近くにあるロンドンデリー岬に至り、オーストラリア西岸を南下。

さらに、オーストラリアの南岸に回ってアデレードを通り、オトウェー岬からタスマニア島グリム岬へ。

タスマニア島西岸を通り、最南端のサウス・イースト岬から南極に至る東経146度49分25秒の経度線となっています。

また、太平洋と大西洋の境界は、北アメリカ大陸から南アメリカ大陸の西岸を南下。

最南端のホーン岬から南極大陸に至る西経67度16分の経度線。

したがって国際基準では、日本海もオホーツク海も東シナ海なども、日本周辺の海はすべて太平洋に含まれることになります。

ちなみに、大西洋とインド洋の境界は、ノルウェーからフランス、スペイン、アフリカ大陸の西岸を南下。

さらに、最南端のアガラス岬から南極大陸に至る東経20度の経度線となっています。

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