道具力は人工から、人間力は自然から

期待する力が反対である以上、それぞれを動かす力も反対になります。


ロボットを動かす力と人間を動かす力を対応させたものがあります。


ロボットを動かす力が、指示・命令、答・知識、システム・手法という手段や道具によって構成されているのに対して、人を動かすものは、状況と人間によって構成されています。


・・・つまり、ロボットの場合は、状況と断絶され、それ向きに整備された人工的な力によって動かされていくのに対して、人間の場合は、状況との相互作用を中心とする、課題との相互作用、リーダーとの相互作用という、ごく自然な外とのかかわりで動いていくのです。


私は、「人を道具として」の人間観による場で人びとを動かすものを「管理」と呼び、「人を人として」の人間観による場でのそれを「リード」と呼んでいます。


したがって、管理からリードへの転換とは、「人びとと仕事とのかかわり合い」の場において、やらせの"三本柱"の、指示・命令を状況に、システム・手法をリーダーという人間に、答・知識を課題に変えていくことです。

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